皆さんいかがお過ごしでしょうか?
フランス料理ブロガーのCHIHOです。
だんだん暑くなる日が増えてきました。
フランスでは夏になると、レストランではメニューになると「ガスパチョ」載るようになります。
今日はそんな「ガスパチョ」についてのお話をしようと思います。

ガスパチョの歴史
ガスパチョはスペインのアンダルシア地方発祥です。
1800年代初頭の書籍にガスパチョのレシピが残っていることから、その以前から人々に親しまれていた料理ということが伺えます。
ガスパチョの当初のレシピにはパン・ニンニク・オリーブオイル・水・酢・塩でシンプルなものでした。
その後19世紀頃までに、トマトやキュウリなどの野菜が入るようになりました。
ですからガスパチョには赤いガスパチョと白いガスパチョがあります。
ガスパチョはスペインの隣、ポルトガルでも食べられていて、スペインよりももっとパンを入れるレシピになっています。
夏野菜を使った料理『ガスパッチョ』は飲むサラダと言われ人々に親しまれています。
ガスパッチョの語源はラテン語の「カスパ」や、ヘブライ語の「ガザズ」とされ、どちらもかけらやバラバラにしたという意味です。
スペインがアラブに支配されていた歴史を名前に残す料理とも言われています。
本場ではそれぞれの家庭の味があり、たっぷりの野菜と爽やかな酸味で、夏バテ防止にも良いとされています。
たっぷりの野菜が摂れるので、食物繊維の補給にもなるスープです
暑さの厳しい地方や夏に特に好まれています。
フランスのレストランでも必ずと言っていいほど、夏のレストランメニューに載っています。
ガスパチョの起源
「ガスパチョの起源は、ローマ軍団が水筒に入れて持ち運んだ『ポスカ』という飲み物に由来します。
水、ビネガー、塩、刻んだハーブから作られていました。
後に、アンダルシア地方で同じようなレシピで作られるスープが登場し、にんにく、オイル、パンが追加されました」と、歴史家の Almudena Villegas 氏は説明します。
道具のこだわり
本来は木のすり鉢とすりこぎで素材をすりつぶしていたものの、今ではミキサーやフードプロセッサーを使うことが多くなっています。
しかし、通の間では電気機器を使ってガスパチョを作るのは邪道であるという意見がああり、野菜やパンはピュレー状にせず、角切りにするだけの場合もあります。
その日に作ったものより1日経ってからのほうが味がなじんで美味しくなるとされる。
使用する道具
ミキサー
まな板
包丁
ピーラー

Chiho’s 「ガスパチョ」レシピ
基本的にガスパチョは入れる野菜に決まりはありません。
オスな夏野菜を入れて、自分流にアレンジして召し上がって頂けます。
▼材料(2人分)
トマト 300g
(フルーツトマトだとなお良い。湯むきし種を取り2〜3cmに角切り)
キュウリ 1/2本
(皮を剥いてタネを取る)
赤パプリカ 40g
(皮を剥き種を取り2〜3cmに角切り)
玉葱 10g
(2〜3cmの角切り)
ニンニク 2g
(皮を剥いて、芯を取り薄切り)
バゲット 15g
(手でちぎっておく)
シェリービネガー 大1
塩 1g
タバスコ 適量

1/ミキサーにかけるだけ
2/玉葱は辛いものもあるので、辛い場合は塩揉みすると良い
一言コメント
トマトやキュウリなどの夏野菜のスムージーと思って頂ければいいです。
ミキサーに気になる夏野菜・パン・お酢を入れ、ミックスしたら、塩やタバスコで味を整えます。
時短でヘルシー!!夏バテ前に作り慣れておけば、急な来客の時にもサッとおもてなしできること間違いなし!
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